さあやちゃんへ。一人のファンより

突然の訃報から数日。やっと少し心が落ち着いたので、大好きな彼女に向けたファンの気持ちを綴ります。


先日、大好きな女優さんが亡くなりました。まだ35歳だって。若すぎるね。

ほんと……もう……心が追いつかない……。なんで……。

ちょっとここから自分語りをします。
彼女の事を初めて舞台で観たのは、キューティーブロンド日本版初演でした。金髪にピンクのジャージを着て、大好きな彼氏を追いかけて猛勉強してハーバードに合格するエル。彼氏にも教授にも裏切られて、でもその百倍じゃきかないくらい沢山の人に愛されるエルが、とても好きでした。劇場で嗚咽を上げながら泣いた作品は初めてでした。
自信満々にピンクのスーツを着るエルも、真っ黒のローブを着て誇らしげに話すエルも、真っ白なドレスでプロポーズするエル。

きっと、エルを演じている彼女も、このカンパニー全員に愛されて、彼女自身もカンパニーを愛しているんだな。そうじゃなきゃこんな舞台見れないもんなぁ。そう思ったことを強く覚えています。


そして、日本中のディズニーファンにおなじみのアナ。ちょっとおバカだけど、明るくて、とんな事があっても諦めない、立ち止まらないアナの姿に、声に。私はなんども背中を押されました。


そんな二人を演じていた彼女が、突然居なくなりました。



正直全然信じられない。ひょこっとインストを更新して、なーんだたちの悪い冗談か。って滅茶苦茶炎上してほしい。冗談であってほしい。だってマイフェアレディ全ツあと5箇所も残ってるんだよ??FNSであれだけ楽しそうに歌ってたのに。なんで?

信じてないけど、ニュースを見る限り事実みたい。日曜日の夜はキューティーブロンドのパンフレットを開こうとしてギャン泣きして、月曜日の深夜にやっと開くことができて、そして滅茶苦茶泣きました。それから、小さくなった彼女がピンクを着ていて、より泣きました。
でも同時に、本当に居なくなっちゃったんだなって。そう思って、また泣きました。泣いてばっかり。


アナ雪2の劇中歌「ずっとかわらないもの」もう二度と聞けない気がする。「わたしにできること」も聞けない気がする。でも聞いちゃう。そして滅茶苦茶泣く。エルサとオラフを失ったアナは「歩くことならできる」って前に進むけど、私は立ち直るのにもう少し時間がかかる……ごめんねアナ……でもそんなことも言ってられないね……。

ディズニー公式Twitterで松さんが言っていたように、ものがたりに触れれば、いつでもアナは私達に話しかけ、微笑んでくれます。アナを通して、エルを通して、彼女は私達の背中を押してくれる。そう思って、辛いけど、その辛さに向き合おうと思います。

それに、彼女は居なくなってしまったけど、かわらないものは沢山あります。エルと、アナと、彼女が演じた沢山のキャラクターたち。彼女たちが私達に語りかけてくれるメッセージを胸に、とりあえず立ち上がって、とりあえず一歩進んでみます。ね、アナ。

最後に、板の上も、声優も、アーティストも、多彩に活動するあなたが大好きでした。叶うことならもう一度、板の上で輝くあなたが観たかったです。



さあやちゃん。大好き。もう少しだけ泣かせてね




ひとりのファンより









おわりに
結局は自己満足なのだから、1人で書いて、なんとなく見返して、それで充分じゃないか。って、公開するまでに何度も思いました。
でも、ネットの波に乗せればもしかしたら、何かのはずみで彼女のところに届くかも。そう思って公開しました。許してください。
(この文章、はてなブログの前に一度とあるところで公開しています。もし知ってる人が居ても、そっとしておいてください)